2026年度
獣医学部へ行こう
「入試のポイント」 Vol.5
獣医学部へ行こう!事務局です。獣医学部入試に関わる様々な情報をご提供致します。資料につきましては、メディクールよりご提供頂いています。
さて、12月に入り、学校推薦型選抜の結果も出揃ってきたことでしょう。いよいよ共通テストや一般選抜試験に向けて本格的な追い込み期間に突入しました。そこで今回は「入試の最終チェックポイント」として獣医学部の国公立大学と私立大学ごとに注意すべき点をまとめました。
【国公立】
入試のポイントvol.2でも触れましたが、国公立大学獣医学部は何と言っても共通テストの配点比率が高い大学が多い点が特徴です。(以下参照)

北海道大学、東京大学、東京農工大学、大阪公立大学は数学ⅢCおよび理科2科目が必要になり、難易度も高いため、2次試験の重要性は高いと言えます。しかし、その他の大学は細かな違いはありますが、共通テストでの高得点が合否に直結してしまいます。その中で特徴的な形式となっているのが鹿児島大学です。同大学は2023年度入試より、a(共通テスト重視型)とb(個別学力検査重視型)を導入しました。募集定員はそれぞれ10名ずつですが、2024年の出願者数はa配点21名、b配点245名、2025年はa配点28名、b配点272名と圧倒的にb配点の出願者が多くなっています。これは2次試験での逆転を目指す受験生の多さを示しており、それだけ他大学含め共通テストの結果で合否が決まってしまっていることを物語っていると言えます。
共通テストボーダーラインは、得点率80%を超えると考えられます。これからの時間は穴のない学力を仕上げるべく、演習をしっかりと繰り返してもらえたらと思います。
また、後期試験も見かけ上、高倍率となりますが、欠席率の高い試験でもありますので、1点でも多く取れるよう最後まで諦めずに頑張りましょう。

【私立】
私立獣医学部の一般選抜は見かけ上、非常に高い偏差値となっていますが、実際の出題レベルは標準的なものが多くなっています。そのかわり設問数が多い傾向がありますので、過去問題に取り組んでみると「時間が足りない」という方も多いのではないでしょうか。また、出題形式も大学によって記述式やマーク式などの違いもあり、出題傾向にも違いがありますので、しっかりと過去問題演習を積み重ねて本番に備えることが大切です。難しい問題ももちろん出題されますが、他の受験生と差がつくのはそこではありません。標準レベルの問題のミスこそが合否を分けるポイントであると認識してください。

最後に下記の入試チェックポイントもご確認ください!
① 計画!入試カレンダーを作成し、入試までの学習スケジュールを立てること。
② 継続!復習を徹底して繰り返し学習すること。
③ 実戦!過去問題を「時間内」で解けるようにトレーニングすること。
④ 不撓!模試の結果が悪くてもあきらめずに学習を続けること。
⑤ 不屈!2期・後期試験も十分にチャンスがあるので3月まで学習を続けること。
今年はとくに寒暖差も大きく自律神経の乱れや、体調不良をきたしやすい状況です。
インフルエンザも流行していますので、健康管理に十分注意をしてください。限られた時間でも効果的な学習を励行し、第一志望の大学に向けて精一杯頑張って、悔いのない受験をして下さい。合格を心よりお祈りいたします。
獣医学部専門予備校メディクールでは国公立大学、私立大学それぞれの試験日程や過去受験結果をまとめた『入試資料集』を無料進呈(PDF)していますので、是非ご活用ください。
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