北里大学 獣医学部
- 住所:〒034-8628 青森県十和田市東二十三番町35-1(十和田キャンパス)
〒252-0373 神奈川県相模原市南区北里1-15-1(相模原キャンパス) - 電話:0176-23-4371
- URL:https://www.kitasato-u.ac.jp/vmas/index.html
舞台は広大な青森の大地。動物生命科学を存分に究める。
北里大学獣医学部には、人と動物の共存を地球規模で考える
「獣医学科」「動物資源科学科」「グリーン環境創成科学科」の3学科があります。
動物の健康と公衆衛生の向上に寄与する獣医師を育成する「獣医学科」
生命の誕生から動物の行動、人と動物の関係、食と健康の関係を学ぶ「動物資源科学科」
健全な環境の再生と創成を実践的かつ総合的に学ぶ「グリーン環境創成科学科」
1年次は神奈川県相模原キャンパスで、2年次以降は自然環境に恵まれた青森県十和田キャンパスで学び、グリーン環境創成科学科は4年間相模原キャンパスで学びます。
3学科が有機的に連携しながら、世界で活躍できる獣医学のスペシャリストを育成します。
獣医学科
伴侶動物として、産業動物として、展示動物として、使役動物(盲導犬・聴導犬など)として…動物と人間の関係がこれまで以上に深く、長くなってきた今日、各動物の疾病の診断・治療・予防などの獣医療の充実はもちろん、食の安全確保や人と動物の共通感染症の発生予防等の公衆衛生分野においても獣医師がかかわる場面が増えてきています。獣医学科では、全ての分野の教育科目を効率的、専門的に学びます。
動物資源科学科
人々のくらしを豊かにするために「家畜」として利用され始めた動物たち。このような資源としての動物―動物資源の機能や能力を最大限に引き出す技術の開発、動物が快適に生活できる飼育方法の開発、人と動物の関係やそれを取り巻く社会を維持するための技術および、機能性食品の開発のための細胞・分子レベルへのアプローチなど、最新・最高の動物資源科学を学びます。
グリーン環境創成科学科
人と動物の共存する社会を創成するための健全な生態系を脅かす地球温暖化は、人類にとって喫緊の課題となり、早急な解決が求められています。
グリーン環境創成科学科では、地球上のさまざまな問題について環境科学、自然科学、データサイエンスなどの分野をボーダレスで学びます。
附属施設
十和田キャンパスには2つの動物病院と十和田農場、北海道には八雲牧場があります。2つの動物病院は、東北地方の獣医療の中核総合施設でもあり、最先端の獣医療を提供しています。
日本初の動物核医学施設として、高度な獣医療を提供する「小動物診療センター」
小動物診療センターは、獣医学教育における学部学生の臨床実習の場であり、卒後教育や専門医養成の場である教育病院としての役割を担っています。また、CTやMRI、 高度放射線治療装置、核シンチグラム診断装置などの高度医療設備を備えた地域の中学病院としての役割も併せ持ち、日本初の動物核医学を導入した最先端の動物病院です。
受精胚移植や疾病の治療・予防など、家畜の獣医療に貢献する「大動物診療センター」
大動物診療センターは、周辺地域の牛や馬などの家畜生産の向上を目的に設立されました。家畜たちの疾病の治療や予防を主とした獣医療を行い、家畜生産者の経営の安定や、安心で安全な畜産物の供給に貢献しています。また、ステロイド測定と受精胚移植など、牛胚移植事業も実施しています。
卒業後は動物病院、公務員、研究機関など多彩な分野へ
卒業生は獣医師の資格を生かして幅広い分野へ就職します。将来の病院開業をめざし、半数以上が動物病院の勤務医に。また、公務員として食肉衛生、家畜衛生、動物保護などの現場で働いたり、企業や研究機関などで活躍したり、あるいは大学院への進学や大学付属病院の研修医などへも道が開かれています