総合大学のスケールメリットを生かした、多彩な教育・研究
本学獣医学科は、農学系の総合学部である生物資源科学部の一学科ですが、その規模は他の私立獣医系大学と同等またはそれ以上の規模を誇っています。また、本学のスケールメリットを生かし、豊富かつ多彩な人材、研究施設を生かした教育・研究が行われています。
最先端の教育により獣医師を養成する学科
獣医学科では、iPS 細胞を使った動物の再生医療や人獣共通感染症など、これからの獣医師が知っておくべき先端の研究が進められています。また、高度な診断・治療機器を利用した実践的な臨床教育にも定評があります。もちろん本学科の特色は、卒業時に獣医師国家試験受験資格を得ることができる"ライセンス教育"にあり、最終的にはすべての学生が獣医師国家試験に合格できるよう、万全なサポートも充実しています。
獣医学科のコース・分野
獣医師に求められるのは広範囲な領域にわたる専門知識と実践力です。獣医学科では、それらを段階的に修得できるように綿密なカリキュラムを編成しています。また、多彩な人材や研究施設を活用し、最先端の学習環境と体制を整えることで、充実した学生生活ができるようにサポートしています。
付属動物病院など充実した実習環境
本学部の動物病院には、人の総合病院に匹敵する医療機器が揃っています。国内有数の最先端の診断・治療機器を駆使し、高度な動物医療が行われています。学生は病院実習を通して、専門的な診断技術と実践的な治療法を習得しています。専門教員により行われる診断、内科的治療、ならびに外科手術にも立ち会う中で、授業での学びを深く自分のものとすることができます。
首都圏近郊で総合的な獣医学教育を実現
駅から3分の住宅街にある広大な湘南キャンパスには、動物病院だけでなく牧場、博物館などの実習施設や研究施設が充実しています。首都圏近郊のキャンパスにいながら、リニューアルした牧場や大動物実習施設で実習を受けることができるのも大きな強みです。また、令和5年からは同キャンパスに獣医保健看護学科も開設されます。愛玩動物看護師と連携し、より現場に即した実践的な学びも可能になります。
110年以上の歴史と同窓生の全国ネットワーク
獣医学科の開設は1907年にまで遡り、これまで数多の優れた獣医師を社会に送り出してきました。本学科の同窓生は、全国の動物病院、畜産・公衆衛生関連の公務員、研究機関、民間の製薬・食品メーカーなどあらゆる現場で活躍しており、同窓生どうしの緊密なネットワークも健在です。どんな地域や職場にあっても、母校や同窓生による力強いサポートを実感することができるでしょう。
日本大学動物病院
動物病院(Animal Medical Center:通称ANMEC)には、ヒトの総合病院に匹敵する高度な医療機器の多くが揃っています。国内有数の最先端の治療機器を駆使し、高度な動物医療が行われています。学生は病院実習を通して、専門的な診断技術と実践的な治療法を習得しています。
動物医科学研究センター
動物医科学研究センターは、2004年に文部科学省の私立大学学術研究高度化推進事業・学術フロンティア推進事業として設立され、日本大学における獣医学研究の拠点となっています。当センターには、DNA塩基配列解析装置、自動細胞解析装置などの機器、ならびに高度なバイオセキュリティー環境を確保した感染症実験施設を備えており、充実した研究環境が整備されています。
博物館
キャンパス内にある博物館は、令和元年12月に全国初の「骨の博物館」としてリニューアルオープンをしました。本学部を卒業し全国で活躍する獣医師のネットワークを活用し400点以上の骨やはく製の標本を展示しています。入館無料で一般公開もしています。