2026年度
獣医学部へ行こう
「入試のポイント」 Vol.2
獣医学部へ行こう!事務局です。獣医学部入試に関わる様々な情報をご提供致します。資料につきましては、獣医学部専門予備校メディクールよりご提供頂いています。第2回目となる今回は受験の内容に踏み込んでいきたいと思います。まずは国公立大学についてまとめてみました。
●国公立大学獣医学部の難易度
獣医学部を有する国公立大学をレベル別にすると以下のように分類することができます。
Aゾーン 北海道大学、東京大学
Bゾーン 東京農工大学、大阪公立大学
Cゾーン 帯広畜産大学、岩手大学、岐阜大学、鳥取大学、山口大学、宮崎大学、鹿児島大学
前期試験の共通テストボーダーは総じて80%前後であり大学ごとに大きな差はなく、高い水準となっています。Aゾーン以外の大学は前期・後期試験(後期試験は岩手大学、東京大学、岐阜大学、鳥取大学、大阪公立大学は実施なし)ともに2次試験よりも共通テスト配点の方が高いため、共通テストで高得点を取ることが合格へ向けた必須項目と言えるでしょう。
●2次試験の科目について
次に、国公立獣医学部は理系学部ながらも2次試験において数学Ⅲを課す大学が限られる上に、出題レベルも標準的なことから点差が開きにくい試験となっています。
上図のように、数学Ⅲを課さない(岐阜大学は選択)大学が6大学あります。その他、理科が1科目か2科目必要か。数学と理科1科目の計2科目か、英語も含めた3科目必要か、など2次試験の受験科目が大学によって異なっていますので「この大学に行きたい!」という志望大学とは別に、自分の得意不得意も勘案して受験大学を選ぶ視点も必要となってくるでしょう。
●一般選抜以外の試験
最後に、国公立獣医学部でも総合型選抜、学校推薦型選抜は実施されています。共通テストの受験は必須であり、小論文や面接など別途対策の必要な試験ではありますが、現役生のみが受験できるという条件の大学も多いというメリットがあります。浪人生と競合することがないことに加え、受験機会が増えるという観点からも一つのチャンスととらえていただけるかと思います。
ただし、出願に際して学習成績の条件がありますので、日頃から学校での成績を維持しておくことも忘れないでください。
さて、今回は国公立大学の受験のポイントをまとめてみました。国公立獣医学部は競争率も高く数点の差が合否を分ける試験です。早い時期から基礎固めを徹底して、共通テストでの高得点を目指しましょう。次回は私立大学の受験ポイントについてお伝えしたいと思います。
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