2026年度
獣医学部へ行こう
「入試のポイント」 Vol.4
獣医学部へ行こう!事務局です。獣医学部入試に関わる様々な情報をご提供致します。資料につきましては、メディクールよりご提供頂いています。
さて、本日は獣医学部がある大学の総合型選抜、学校推薦型選抜で実施される
国公立獣医学部11大学のうち、総合型選抜・学校推薦型選抜を実施しているのは9大学で、そのうち8大学で面接が実施されます。私立大学は全6大学が学校推薦型選抜を実施しており、すべての大学で面接が課されます。
面接試験に臨むにあたり、まず意識していただきたいのは“獣医学部の面接は加点法である”ということです。同じ医療系6年制の医学部では総合型選抜、学校推薦型選抜のみならず、一般選抜や共通テスト利用入試に至るまで基本的にどの選抜方式でも面接が実施されます。これは命を預かる医療人としての適性がない人材を省くためであり、いわゆる減点法となっています(選抜方式や大学によって加点形式のものもあります)。
それに引き換え、獣医学部は総合型・学校推薦型選抜しか面接が課されません。情報が少なく、仕事ぶりも多様な獣医師という職業は、どれだけ本気でその仕事に就きたいか、どれだけ本気で調べて、具体的な将来像をイメージしているかが評価につながる形式となっているといえるでしょう。
面接試験では、獣医師への適性や人間性、そしてどれだけ明確な目的意識を持っているかが総合的に判断されます。ですので「なんとかなるだろう」と面接試験を軽く見ていると、痛い目に合ってしまいます。面接の評価を点数化していない大学であっても「学科試験の成績が良くても、面接が最低評価であれば不合格となる場合がある」のが実情です。決して面接は軽視できないと認識しましょう。
面接試験では大きくわけて3項目に分類できる質問が飛んできます。
第一に「志望理由」です。なぜ獣医師を志したのか、なぜ○○大学を志望したのか、将来のビジョンに関する質問です。事前に志望理由書の提出が必要な大学も多いので、はやめに調べて完成させておき、面接練習では書いた内容と食い違いがないように注意しましょう。
次に「自分自身の特徴、高校生活について」といった質問です。この項目は実に幅広い質問が飛んでくるでしょう。自分の長所や短所、部活動や高校生活で頑張ったことなど本当に多様な質問が飛んできますが、「自分はどんな人間なのか」を見つめ直すことがヒントになります。自分のことだからこそ、答えはすでに自分の中にあるはずです。それをどのようにアウトプットしたらよいか、整理していきましょう。得意なことや興味のあること、一生懸命取り組んできたこと。反対に苦手なことや辛かったことも考えておきましょう。ポイントはネガティブな話題をそのままにせず、ポジティブな面につなげていく、ということです。「○○が苦手で、、、」で終わらせるのではなく、その克服に向けて「△△のような工夫を行い改善に努めました」とまとめるだけで印象はガラッと変わります。
そして最後に「獣医療に関する専門的な質問」です。人獣共通感染症についてなどもよく聞かれる項目です。新聞やニュースで関連する記事をチェックすることも効果的ですし、獣医師会のホームページを見たり、働いている獣医の方からお話を聞ける機会などがあれば積極的に質問をして獣医師の実像をつかんでいきましょう。
以下に面接試験に向けたアドバイスをまとめていますので参考にしてください。
以上、今回は獣医学部の面接についてまとめました。10月を迎え、推薦入試は直前まで迫っています。学校推薦型選抜は過去問題が非公表の場合もあり、出題の傾向が独特で対策が難しい場合が多いですので、困ったときは気軽にメディクールにご相談ください。
過去受験生からのヒアリングに基づいた予想問題、類題演習ができる推薦対策講座も開講します。ぜひチェックしてみてくださいね。
次回に続く・・・
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