2024年度
獣医学部へ行こう
「入試のポイント」 Vol.2
juuigaku.net事務局です。獣医学部入試に関わる様々な情報をご提供致します。資料につきましては、メディクールよりご提供頂いています。
限られた日にちで効果的な学習を励行し、第一志望の大学に向けて精一杯頑張って、悔いのない受験をして下さい。
まずは、私立大学獣医学部入試(一般選抜)について、大学ごとに整理しました。
◎麻布大学
2023年入試では、1月に実施するA日程を新設しました。最も多くの定員を設けるD日程と合格最低点を比較すると、A日程(88%)、D日程(64%)と大きな差があり、A日程の競争率の高さが表れています。各科目の傾向として英語は問題量が多く、時間的にもかなり厳しいため、速読できる力が必要です。数学のレベルも高く、長文の確率の問題など独特の出題が見られ、過去問の対策が必要です。理科は難問を上手く避けて解く判断力も必要になります。
◎岡山理科大学
各科目とも同大学他学部の入試に獣医学科のみの問題が追加された形の出題です。合格最低点は非公表です。標準レベルの良問が出題される場合が多いので、教科書準拠の問題集をしっかりと学習することが大切です。
◎北里大学
英語のレベルは高めで、時間的にも厳しく、語彙力を問われる出題もみられるので、その対策が必要です。数学は記述式ですが、偏りのない標準的な問題なので、教科書の章末レベルの問題を穴のないように学習することが大切です。合格最低ラインは得点率70%前後の水準であり、確実に得点できる問題をテンポ良く解答していくことが大切です。
◎日本大学
英語は時間的にかなり厳しいでしょう。会話文の出題が多いので対策が必要です。数学は全問マークです。よく考えられた出題がされていて、以前は見た事のない問題が出たり、整数問題が出たりしましたが、ここ数年間はかなり平易な出題が続いています。点数は標準化得点に換算し、合否の判定は総合点で評価します。例年、高得点勝負となっていますのでミスをしないことが重要になります。
◎日本獣医生命科学大学
一般選抜第1回は、3科目とも独自試験方式で、募集人数も最大でメインとなる入試です。更に2024年入試では一般選抜第1回の定員が5名増えますのでチャンスは広がるでしょう。国立志願者の併願も多く、高得点勝負となりますがミスを減らすことを第一に考えてください。
◎酪農学園大学
2021年入試より、第1期・第2期とも英語と数学は共通テストの成績を活用し、理科は独自の学力試験を行う「共通テスト併用型」になりました(2022年度入試は理科重点型も導入)。化学は標準レベルですが、生物はかなり難易度が高いので、対策をしておくことが必要です。なお、全科目の点数は較正点(偏差値)に変換されます。合格ラインは素点で50~60%なので最後まで諦めないで解ききることが合格へのポイントになります。
次回に続く・・・