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獣医学部入試のポイント

2025年度
獣医学部へ行こう 
「入試のポイント」 Vol.2

獣医学部へ行こう!事務局です。獣医学部入試に関わる様々な情報をご提供致します。資料につきましては、メディクールよりご提供頂いています。
今回から獣医学部の受験内容についてお話していきたいと思います。まずは国公立編。11大学ある国公立獣医学部についてまとめました。

1)国公立大学獣医学部のレベル

国公立で獣医学部を有する大学をレベル別にすると以下のように分類できます。
Aゾーン 北海道大学、東京大学
Bゾーン 東京農工大学、大阪公立大学
Cゾーン 帯広畜産大学、岩手大学、岐阜大学、鳥取大学、山口大学、宮崎大学、鹿児島大学

前期試験の共通テストボーダーはAゾーンで84~87%、Bゾーンは77~80%、Cゾーンでも73~77%程度となっており、大学ごとの差は大きくありません。
国公立獣医学部受験のポイントは何と言っても共通テスト配点の“高さ”です。Aゾーン以外の大学は前期・後期試験(岩手大学、東京大学、岐阜大学、鳥取大学、大阪公立大学は実施なし)ともに共通テストの配点比率が2次試験よりも高いため、共通テストで高得点を取ることが必須項目と言えるでしょう。

また、理系学部ながら2次試験において数学Ⅲを課す大学が限られる上に、難問の出題も少ないことから点差が開きにくい試験となっています。

2)2次試験の科目について

2次試験では学習負担の大きい数学Ⅲ、理科2科目が必要か否かも検討材料になります。
①2次試験で数学Ⅲの必要な大学⇒北海道大学(前期)、東京大学(前期)、東京農工大学(前期)、  鳥取大学(前期※2025年度より)、大阪公立大学(前期)、岐阜大学(前期※選択制)
②2次試験で理科2科目必要な大学⇒北海道大学(前期・後期)、帯広畜産大学(前期、選択問題により理科1科目受験も可)、東京大学(前期)、東京農工大学(前期)、大阪公立大学(前期)

----- 2025年度入試に向けて -----

獣医学部受験に限らず、2025年度の入試は「新課程」での実施となり、少なからず変化が見られる試験となるでしょう。「情報」の新規実施が最も大きな変化といえますが、数学においても「数学C」の新設(範囲はベクトル・式と曲線・複素数平面)などもあり受験生は気になることでしょう。
もちろん、対策は不可欠ですが、2025年度は共通テストにおいて旧課程履修者への経過措置もあるなど、浪人生が直接的に不利になることはありませんので必要以上に不安がることもありません。
獣医学部の最難関(東京大、北海道大、東京農工大、大阪公立大)は、〝動物のお医者さん〟ではなく、研究者を目指す志向が強く、私立志望者とはレベルが異なります。他の国公立大学は科目数の負担は異なりますが、私立大学と大きな学力差はありません。その点が医学部、歯学部、薬学部との大きな違いとも言えます。全体的に高いレベルでの競争となりますので、ミスを減らすことを念頭に学習を進めましょう。「何から手をつけていいかわからない」、「2次試験対策はどうすれば」などの疑問や不安もよく耳にします。メディクールでは受験に向けた“方向付け”としての学部別レクチャー会を実施していますので、気軽に相談してください。    
メディクールのホームページはこちら
医・歯・薬・獣医専門予備校 メディクール (medicool.jp)

次回vol,3私立編に続く・・・

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