2023年度
獣医学部へ行こう
「入試のポイント」 Vol.4
juuigaku.net事務局です。今回は、面接試験について情報をお届けいたします。
資料につきましては、メディクールより提供頂いています。
【面接試験はなぜ行われるのか】
獣医学部入試において、面接試験は「学校推薦型選抜」や「総合型選抜」において実施されます。※一般選抜では実施されません。比較として、医学部の受験では全ての試験方式で面接試験が課されます。この違いは、不適格者の選別が目的=減点法、それとは異なり、明確な目的意識を評価する=加点方、かの違いと言えるでしょう。
つまり、獣医学部の面接試験は加点方であり、本気で獣医師になりたいという「目的意識・熱意」を持っているか、獣医師として相応しい「適性」を備えているかを判断・評価するために行われるのです。
【大学はどのような人材を求めているか】
[目的意識]
●本気で獣医師になりたいと考えている。 | ●学習意欲が高く、熱意がある。 |
●獣医学・医療・生命科学に強い関心を持っている。 | ●明確な将来像を持っている。 |
[適正]
●コミュニケーション能力がある。 | ●自学自習能力がある。 |
●真面目に努力を続ける真摯さを持っている。 | ●リーダーシップがある。 |
面接者は以下の2つの視点で大学が求める人材かどうかを判断しています。
1、社会に貢献できる人材・・・獣医師として信頼され、多くの動物を救う。
2、大学に貢献できる人材・・・人一倍努力して周りを引っ張る存在になる。
【ポイント】
「適性」の中で特に重要なのは、「コミュニケーション能力」です。動物が大好きでも、人と関わることが苦手という人は獣医師には適しません。将来、信頼される獣医師として社会に貢献するために必要なコミュニケーション能力や協調性は大学における獣医学教育においても重要な要素となっています。
次回に続く・・・