生きるを学ぶ。学びが生きる。
酪農学園大学の創立者は日本における酪農の父と呼ばれる黒澤酉蔵(くろさわとりぞう)です。 建学の精神に「三愛主義」を掲げ、健やかな土が健やかな民を育むという「健土健民」の考えで1933年に同大学の前身である北海道酪農義塾を開設し、以来80年あまりにわたって「実学教育」をモットーに実践的な農業教育を行い、多くの実務家や指導者を輩出してきました。
本学は北海道札幌市に隣接する江別市にあります。札幌の中心部まで車で約30分、電車なら最寄りの大麻駅から札幌駅まで最短17分。自然環境に恵まれる一方で利便性も非常に高い場所です。
キャンパスは135haと私立大学としては国内有数の広さを誇ります。そこには附属高校が隣接し、男子・女子寮も完備。また、圃場や牛舎、食品加工場、動物医療センターなど、教育施設も充実。北海道の大自然を背景にした実践的な教育を体験出来ます。
今年度は、教職員によるWEBオープンキャンパスを開催します。2020年度は7月26日(日)、8月29日(土)、10月24日(土)の3回を予定しております。また、平日限定でWEB個別相談も行っておりますのでお気軽にお申込み下さい。
※開催日程が変更となる場合があります。詳細は大学HPをご確認ください。

獣医学類

6年一環教育で獣医師としての高度な専門性を養っていくことを目的とし、「動物のお医者さん」だけでなく社会における多様なニーズに応え、グローバルに活躍できる人材を育成しています。
専門分野として、生態機能学、感染・病理学、衛生・環境学、伴侶動物医療学、生産動物医療学の5つに分けられ、これにより、動物の診療から公衆衛生、新薬の開発、家畜の健康を守るなど、社会に出た際に活躍できる専門教育が受けられます。
実習の場となる附属動物医療センターの診療件数は日本一。そして、伴侶動物と生産動物の両方を診察していることから、さまざまな症例を学ぶことができます。さらに学外の研究者を招いて最先端の研究に関する見識を深めたり、製薬会社などと連携して動物医療の現場をより深く体験したりと、ハイレベルな勉強に取り組める環境が整い、入学時から学生3人に担当教員が一人つく「アドバイザー制」が取られています。
また、国家試験合格へ向けてきめ細やかな指導やアドバイスを受けることが可能で、2018年度の獣医師国家試験では129人のうち117人が合格しました。
獣医保健看護学類

動物看護師は医学の基礎研究や公衆衛生など、人間の健康に関わる分野でも必要とされている。本学類からは幅広い職域で活躍できる人材が毎年巣立っています。
本学類が目指す動物看護師は、獣医師の助手にとどまらず、専門性を持って独自の立場で動物医療に貢献できる動物看護のスペシャリスト養成に力を入れており、1・2年次は動物看護師としての基礎教育、3年次で専門知識を学び資格試験を受験。4年次には将来を見据え幅広い職域で活躍出来る様にそれぞれの専門性を磨いて行きます。
また、本学類では犬種や年齢が異なるさまざまな犬を飼っており、その世話を学生たちが交代で行うようにして動物のハンドリングやしつけを学んでいるほか、附属動物医療センターでの実習も行っています。これらにより犬の生体機能への理解を深め、健康管理や病気の早期発見スキルが自然と身につきます。同様に生産動物医療実習への参加も勧めており、希望者は人工授精師の資格も取得可能で、附属施設のフィールド教育研究センターや地域のNOSAIで実習も行っています。
就活を勝ち抜く実践力を身につけるために、講座やセミナーをはじめ多角的な支援体制を構築
本学では、学生が高い目的意識を持ちながら、人生観や職業観を養い、的確な進路や職業の選択が果たされるよう学生の希望に沿ったキャリア支援を行っています。獣医学類では5年次に個人面談をすべての学生と行うことで、一人ひとりとより細やかな信頼関係が確立できるよう努めています。
特に、獣医学群では、教員が各学年の少人数(獣医学類3名、獣医保健看護学類6名)の学生グループを担当し、1人ひとりにきめ細かく学習面の指導・支援を行うアドバイザー制度があります。科目履修や履修計画、学習目的、過去の履修状況のアドバイスや学生生活全般に関する相談や就職・進学等について助言をしています。
インターンシップの紹介や資格・検定受験の支援、就職活動全般のノウハウを学ぶ「キャリア支援アワー」をはじめ、学内業界セミナー、公務員試験対策講座、面接対策講座、話し方講座、ビジネスマナー講座など各種講座を開催するとともに、グループディスカッションや面接の練習、公務員(獣医職)合同説明会、農業団体合同説明会、動物病院合同説明会を行っています。この他、内定を得ている6年生から情報を得る報告会を行うなど、学生の個性や適性、志望を活かした進路実現を支援しています。