獣医学部へ行こう！事務局です。
いよいよ本格的な受験シーズンに突入しました。一段と寒さが増していますので、インフルエンザ・新型コロナウイルス感染症だけでなく、風邪などひかないよう健康管理には十分注意をしてください。外出後はうがい手洗いを心掛け、受験本番に向けて体調を崩さないように気をつけてください。限られた日にちで効果的な学習を励行し、第一志望の大学に向けて精一杯頑張って、悔いのない受験をして下さい。

今回は、入試の最終チェックポイントを私立大学と国公立大学に分けてご紹介します。

資料につきましては、メディクールよりご提供頂いています。

【国公立】

国公立大学獣医学部をレベル別に分類すると
① 最難関　　　北海道大学、東京大学
② 難　関　　　東京農工大学、大阪公立大学
③ 標　準　　　帯広畜産大学、岩手大学、岐阜大学、鳥取大学、山口大学、宮崎大学、鹿児島大学

前期試験の共通テストボーダーは、最難関86～87％、難関78～80％、標準73～77％程度の得点率です。前期・後期試験ともに共通テストの比率が2次試験より高い大学が多く、まずは共通テストで高得点を稼ぐことが課題となります。

前期試験では、類別募集の東京大学を除いた10大学あわせて、2018年度4.6倍、2019年度4.8倍、2020年度4.0倍、2021年度4.2倍、2022年度4.5倍、2023年度5.0倍と年度ごとに変動はあるものの、厳しい入試といえるでしょう。国公立大学2次試験の出願状況は新聞や大学のホームページなどで発表されますが、自分の共通テストの成績と比較しながら出願を考えてください。

後期試験は、実施していない東京大学、岐阜大学、鳥取大学、大阪公立大学（2022年度より後期廃止）、岩手大学（2023年度より後期廃止）を除いた6大学を合わせて、2018年度11.9倍、2019年度12.6倍、2020年度11.9倍、2021年度11.3倍、2022年度13.0倍、2023年度12.7倍でした。2024年度も11倍～15倍程度の倍率になると予想され、前期同様に厳しい入試になります。ただ後期試験の出願は、欠席率も高いので、最後まであきらめずに頑張りましょう。

【私立】

獣医学部（獣医学科・獣医学類）を擁する私立大学は、関東・関西を中心とした有名大学や医学部などと比較しても同程度の難易度があり、しっかりと腰を落ち着けて学習しないと合格が困難です。私立大学獣医学部の一般選抜試験の平均倍率（志願者/合格者）は、2018年度は8.9倍、2019年度は8.3倍、2020年度は6.8倍、2021年度5.8倍、2022年度5.8倍、2023年度6.1倍と若干の低下傾向は見られますが、依然として高い水準を保っています。

2023年度の一般選抜では、麻布大学（D日程）、北里大学の合格最低ラインは63～70％前後です。日本大学、酪農学園大学の合否判定は標準化得点（偏差値点）で行われます。日本大学の合格ラインは素点の得点率で75％前後、酪農学園大学（共通テスト併用）の合格最低ラインは、63％前後ですが、理科の難易度が高くなっています、（日本獣医生命科学大学と岡山理科大学は、合格ライン非公表）。

2023年度の共通テスト利用入試では、合格者数が少ない酪農学園大学の競争率が3科目で30.8倍、5科目が16.2倍及び岡山理科大学の共通利用Ⅱの競争率が35.5倍と突出していました。大学によっては共通テスト利用入試の出願前締切りもあるので注意してください。

 

下記の入試チェックポイントもご確認ください。

① 計画！入試カレンダーを作成し、入試までの学習スケジュールを立てる。
② 継続！復習を徹底して勉強の習慣を作り、自分なりの学習法を確立する。 　　
③ 実戦！志望大学の過去問レベルの問題を時間内で解けるようにトレーニングする。
④ 不撓！模試の結果が悪くてもあきらめずに学習を続ける。
⑤ 不屈！２期・後期試験も十分にチャンスがあるので３月まで学習を続ける。

合格を心よりお祈りいたします。